作品works
三浦市『Y-HOUSE』03.2016
相模湾を望む高台に建つ住宅である。
日本の田舎家の典型の間取りであった、”土間付き板の間と四間取り”を現代生活に合致するようにアレンジしている。
沓脱から外廊下を渡り玄関戸に至るアプローチで、この家に対する高揚感を演出している。
そして、待合を中心に居間、寝室、水回り、2階へ行けるよう動線が簡便に完結している。
軸組は、手斧で仕上げた松梁を編み込むように組み、これらを1尺2寸の欅の大黒柱が支えている。この大黒柱も、槍カンナで仕上げ、面を手斧で取り、欅の大らかさを表現している。
この梁組の上に、貫を通した和小屋を組み、登り梁を梁と組むことで、トラスの強固な小屋組みを実現している。
伝統工法を駆使し大地震にも耐えうる木造軸組をデザインし、これが現代においても魅力ある建築に映るよう、ディテイル、木割、素材等、総合的なバランスと調和を目指した。
This house stands on risng ground and you can see the coast from this site.I refer to Japanese traditional layout and arrange to match modern living.
about wooden frame, it’s assembled pine beams as like weave with thread.
I plan this house with traditional wooden technique without hardware for frame and focus to balance and harmony totally with detail, materials, modules.
I hope almost generations value this buildings as cool one through the modern sight.